日本貨物航空(NCA:Nippon Cargo Airlines)は日本で唯一の貨物専門航空会社。豊富な実績とノウハウを活かし、輸送戦略のスペシャリストとしてハイクオリティの航空輸送サービスを展開しています。

NCA -Nippon Cargo Airlines-
日本貨物航空株式会社

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2003年03月11日
中期経営計画(2003?2007年度)“MAX 07”

はじめにNCAの企業理念(ビジョン)経営目標総需要見通し事業計画重点推進事項利益目標

≪はじめに≫

 1985年5月の初便就航以来、NCAは今年で18周年を迎えます。
 この間、プラザ合意を受けた急激な円高、湾岸戦争とその後の世界同時不況、アジア通貨危機、ITバブル崩壊、そして米国同時テロ等、数々の難局を乗り切り、NCAは着実に発展してきました。

 前回の中期経営計画(97?00年)の期間中は、比較的順調に増収・増益を果たし、念願の累積損失の解消を成し遂げましたが、一転して、01年度は未曾有の貨物需要減退のなか、73億円にのぼる損失を計上し、再び繰越損失を抱えることとなりました。

 将来に目を向ければ、日本の景気低迷はいまだ出口が見えず、欧米の経済動向も予断を許しません。しかし、国際航空貨物マーケットの成長性は依然高く、特に中国を中心としたアジアの急成長は、欧米とアジアの要に位置するNCAにとって大きなチャンスです。それをいかに着実にモノにするかが、NCAの死命を決すると言って過言ではありません。そのためには、従来型の組織、生産体制、営業方法にとらわれない、より柔軟な事業運営が求められますし、NCA自体がよりグローバルな企業へと脱皮することが肝要です。

 当計画の期間中にNCAは就航20周年を迎えます。
 NCAが「成人企業」としての責務を果たし、あらたな時代を切り拓くための指針として、中期経営計画“MAX 07(マックス オーセブン)”を策定しました。

≪NCAの企業理念(ビジョン)≫

今回、中期経営計画の策定にあたり、NCAの企業理念を明文化しました。
企業理念は「存在目的」と「コミットメント」からなり、NCAの全役職員が将来にわたって共有化すべき基礎認識や、企業としての在り方を示します。

NCAの存在目的

NCAは国際航空貨物輸送を通じて国際交流を支え、
日本と世界の社会・経済・文化の発展に貢献します。

NCAのコミットメント

1. 全役職員の強い意志で、安全運航を確保します。
2. 常に顧客満足を念頭に、輸送品質(運航品質・運送品質)の向上をめざし挑戦を続けます。
3. わたしたちを支える人々の期待にこたえるため、NCAのバリューを最大限高めます。
4. 企業市民として社会のルールを守るとともに、環境への配慮や社会貢献等を通じ、社会との共生を図ります。
5. 国際航空貨物輸送のリーダーとして、十分な専門性を備えるとともに、積極的にイニシアティブを発揮します。
6. 企業として、個人として、熱いチャレンジ・スピリットを持ちつづけます。
7. 熱意と創意をもって業務を遂行し、誠意をもって人に接します。

≪経営目標≫

1. 04年度 累積損失の解消
2. 07年度 株主配当の実現

 経営目標達成に向け、事業計画を策定。
 前提として、日本発着航空貨物伸び率を年率4.4%とし、国内各空港の位置づけ、海外方面別のネットワーク方針を定めた上で、今後の機材計画・路線便数計画および生産規模を算定しております。
 また、これらの計画の実施に向け、各部門重点推進事項を定め、各年度利益目標を設定致しました。


≪総需要見通し≫



≪事業計画≫

(1) 国内空港の位置づけ
成田空港 当社路線ネットワークおよび機能上の中核とし、チャンスをとらえ積極的に増便を図る。なお、期間中にB'滑走路の延長を見込む。
関西空港 関西マーケットの需要取り込みと同時に、成田の補完空港として位置づける。
中部空港 関空同様の位置づけとし、開港後速やかにオンライン化を図る。
(2) 方面別ネットワーク
北米路線 アジアとの需要が期待できるため、総供給力の拡大に応じて増強する。
欧州路線 現行の路線の維持を基本に、既存地点の増便を目指す。
アジア路線 中国既存地点(上海)への増便ならびに新規地点への就航を中心に、積極的な展開を図る。
(3) 機材計画
1. 現有機材(B747-Classic・11機)は、運航性能・運航効率・減価償却の進捗などの 観点から、05年度をめどに一部機材の退役を開始する。ただし、大部分の機材は10年度以降も使用するため、並行して航法装置(Air Navigation System)の近代化を進める。
2. 機材更新ならびに増機のため、05年度をめどに新機種を導入する。
導入機種、機数ならびに導入スケジュールは「新機種選定・導入委員会」で本年9月までに決定する。
<機材保有計画> (期末ベース)
  2002 2003 2004 2005 2006 2007
現有機材 11 11 11 10 10 9
新機種       1-2 2 3-4
保有機数 11 11 11 11-12 12 12-13
(4) 路線便数計画
(週間便数・往復ベース)
  2002 2003 2004 2005 2006 2007
北米路線 17 18 18 19 19 19
欧州路線 9 9 9 11 11 11
アジア路線 27 28 29 31 31 31
路線合計 53 55 56 61 61 61

(5) 生産量の推移
  2002 2003 2007 平均伸び率
運航便数 (便) 5,000 5,200 5,800 103% / 年
飛行時間 (時間) 47,600 49,500 55,100
有効トン,キロ (百万) 3,400 3,500 3,900
注:運航便数、飛行時間は自社運航便のみ、有効トン,キロは他社とのスペース交換を含む総供給量を示す。

≪重点推進事項≫

(1) 営業体制・施策
ITを最大限活用したレベニュー・マネジメントの推進
PRIOを軸としたExpress、Time Definiteなど高付加価値商品の開発
急成長が期待される中国マーケットでの営業・販売体制強化
(2) 運送・空港体制
Cargo2000加盟と、一層の基本品質(定時性、確実性)の向上・安定化
成田空港での上屋スペースの確保と、施設の集約化
付加価値の追求(当社輸送品質・専門性のアピール)
ANAおよびANAグループ各社との連携を通じた空港運営の効率化
(3) 運航・整備体制
ANAのB747-Classic退役に対応した安定的な運航乗務員体制の確立
長工期整備の海外整備会社への委託、工期短縮等によるコスト低減努力

≪利益目標≫

単位:億円
  2002 2003 2004 2005 2006 2007
営業収益 901 930 944 987 1,055 1,068
営業損益 12 27 47 59 67 70
経常利益 0 20 40 50 50 50




以上