日本貨物航空(NCA:Nippon Cargo Airlines)は日本で唯一の貨物専門航空会社。豊富な実績とノウハウを活かし、輸送戦略のスペシャリストとしてハイクオリティの航空輸送サービスを展開しています。

NCA -Nippon Cargo Airlines-
日本貨物航空株式会社

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                                                              2008年3月27日

                                                          日本貨物航空株式会社

NCA中長期経営計画「Phoenix Project 08」発表

日本貨物航空株式会社(略称:NCA、本社:東京都港区、社長:石田忠正)は、2006年度以来推進している中長期経営計画NCA Phoenix Projectの達成と事業環境の変化を踏まえ、2008年度改訂版Phoenix Project 08を本日発表いたしました。 

NCA Phoenix Projectは、大型貨物機B747F約10機で北米・欧州・アジアのネットワークを運航しながら、3年強のうちに全機材の更新と運航・整備・運送・ITの自立を成し遂げ、また事業スコープをグローバル化するという世界に例のない課題に取り組むものであり、2006年5月に初版を、また昨年4月に07年度改訂版Phoenix Project 2.0を発表しております。

NCAは、安全と遵法が全てに優先するとの基本原則のもと、24機の強大な最新鋭大型貨物機(ハードウェア)と、自立した運航・整備・運送・ITと人財・組織(ソフトウェア)をグローバルに展開いたします。 これにより、お客さま・調達先と社会のご支持を頂く質・量ともに世界トップクラスの貨物航空会社に成長し、全社員が誇りを持って高品質で環境に優しい航空貨物輸送サービスをお届けして参ります。

Phoenix Project 08 概要

<2007年度の成果> 

① 自立の達成
最大の課題であった自立化は、2007年度中に400以上にのぼるアクションプランを遂行し、この3月末までにほぼ達成することができました。 昨年1月に運送、7月に整備の自立化をそれぞれ達成したのに続き、運航管理及びITの自立化もこの3月中に全ての準備が整いました。 機材に関しては、新型高性能機B747-400Fを累計6機受領する一方、旧型のB747-200Fは全て年度内に退役を完了させ、機材更新を加速化しました。  

自立達成と機材更新の結果、これまでの二重コストを大幅に削減できました。 加えて、組織面でもグローバル四極事業推進体制を構築し、また運航・整備・事業・管理の本社四本部を設置し、安全運航・遵法経営と迅速な事業展開を実現する体制を築きました。

 

② 収支改善の胎動
2007年度当初$75/BBLを想定した燃料費は、上期に平均$84.7/BBLに上昇し、下期平均では$106.7/BBLにまで高騰しています。 更に、上期は前年夏からの荷況不振が続き、残念ながら予算を達成できませんでした。 

しかしながら、下期には燃料費の高騰にもかかわらず、10月から2月まで5ヶ月連続で予算を達成し、3月も順調に推移しています。 ここ数年来下降傾向をたどっていた収支は、この下期以降、明らかに回復軌道に戻すことができたと確信しています。  これは、お客さまとの関係強化と科学的なマーケティングの導入を通じた営業力の強化、自立達成による二重コストの削減、更に地道な全社コスト削減運動・燃料費削減運動(TRG)の推進の成果であり、今後ともこれらを強化していきます。

<08年度以降の計画> 

08年度以降も、燃料費の高騰、高止まりは継続するものと覚悟せざるを得ず、想定する燃料費単価を$115/BBLに引き上げました。 このため、燃料費負担は07年度版計画と比べて年間さらに130億円(08年度ベース)重くなります。 しかし、B747-200Fの早期退役完了とそれに伴う最新鋭機材に特化した効率的な運航が大きく奏功いたします。 また、07年度下期以来の営業力強化・コスト削減に加え、全社を挙げて取り組んでいる定時性向上に代表される輸送品質の向上、および成長著しいアジア発着市場での事業基盤の強化を推進します。 これらの諸対策により、収支改善の遅れを1年に留めて09年度下期の半期黒字化、10年度の通期黒字化を実現します。 この黒字化後は一層のフリート増強とグローバルな事業展開により、更なる成長と利益の拡大を実現します。 

NCAはPhoenix Project 08「7つの柱」(次ページ)を通じて安全で自立した運航、お客さまのニーズにあった航空貨物輸送サービスの拡大と収支改善を通じた事業基盤の安定化を実現いたします。

(単位 : 億円)
    07年度 08年度 09年度 10年度 13年度
売上高   1,010 1,050 1,300 1,650 3,000
経常損益   ▲ 265 ▲ 120 ▲ 70 30 220
運航機材 B747-200F 期末退役        
  B747-400F 6 10 10 10 10
  B747-8F     2 5 14
             
  合計(年度末) 6 10 12 15 24
運航機材 平均機齢(年度末) 1.4 1.7 2.3 2.8 4.2
平均稼働時間/日 11.2 13.5 13.6 13.8 14.0
MOPS   $97 $115 $115 $115 $115
為替 (1USドル) \115 \100 \100 \100 \100

<Phoenix Project 08「7つの柱」>

(1) 効率的な大型貨物機フリートによる輸送品質の向上
全機材のB747-400F化(2008年度初頭)に続いてB747-8Fを導入し、09年度以降13年度までにB747-400F10機とB747-8F 14機(計24機)からなる世界に冠たるフリートを実現します。 定時性を始め、輸送品質と環境性能を向上させます。

(2) 自立したグローバル事業インフラの確立
08年度初頭の運航管理・ITの自立に続き、09年中に全ての自立を完了します。 その後も質的向上を続け、持続する安全運航と競争力を確保します。 また、マーケットの変動に即応すべくグローバル四極体制を強化します。

(3) 日本における事業基盤の強化
2010年度の日本版航空ビッグバン(成田B滑走路延伸・羽田再国際化)を機に日本における事業基盤を拡充・強化します。 トランジットハブを築き、日本トレードに加え、アジア発着トレードもカバーします。

(4) 多様なアジア発着グローバルビジネスモデルの開発と柔軟な適用
Jett8など提携先との協業を含め、成長するアジアにおけるグローバル事業基盤を確保し、成長のエンジンとします。

(5)効率機材性能を収益に結びつけるグローバルマーケティングと営業力の強化
グローバル四極体制を強化し、高性能機材の能力をフルに活用するマーケティング・販売戦略を進めます。 

(6) 国際競争に耐えるコスト競争力の実現
新鋭機材による燃料費・整備費の削減はもとより、最適なマーケティング・営業力とオペレーション力を統合し、機材稼動・輸送力など最新鋭機材の能力を完全に発揮させます。 また、最先進ITを基礎にした業務改善を通じ、生産性を着実に向上させます。

(7) 安全運航体制・経営基盤の強化
安全運航体制はもとより、保安・環境・コンプライアンスなどの対応を強化する一方、最も重要な経営基盤であるグループ社員を「自ら立ち、自ら律するグローバルビジネスリーダー」に育成します。

                                                                                                                                                               以  上

                                                                                         お問い合わせ先:総務部広報室TEL0476-33-5102