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2009年ニュース&トピックス

2009年5月29日

軽くて、丈夫、新素材の軽量カーゴネットを日本で初めて導入

 

 日本貨物航空株式会社(NCA、本社 東京都港区、社長 石田 忠正)はこの程、航空パレットに装着する貨物固縛用のネットに新素材ダイニーマを採用した超軽量カーゴネットを導入しました。これは超高強力ポリエチレン繊維ダイニーマを素材として英国・アムセーフ ブリッドポート社が製品化したもので、日本の航空会社としては初めて導入致します。

 ダイニーマネットは非常に軽量で、従来の同社製カーゴネット、1枚当たりの重量18kgに対し、僅か7.8kgの軽さで、10.2kgも軽減されます。これは、当社が運航しているボーイング747-400型貨物機(B747-400F)1機全てのパレット(39枚)に当該ネットを使用した場合、合計で約400kgも軽減することができ、燃料消費量は年間でドラム缶約370本分もの削減を図ることが可能になります。
また、素材強度の向上により耐久性にも優れ、耐用年数は従来の3年から5年に延長します。更に、水分を吸収しにくい素材のため、雨天時、水分吸収によるネットの重量増加を抑制することも可能となります。
この様に新しいダイニーマネットは、環境負荷の軽減を始めとする多くのメリットを兼ね備えています。
 

 NCAは、現在ノルウェーのULDメーカー、ノルディスク社が開発中の軽量型パレットの試験運用に協力しています。この軽量型パレットは、従来のものと比較して1枚あたりの重量が9kgも軽量で、この器材が実用化された場合、ダイニーマネットと併せた重量削減効果は、1機あたり約750kgとなります。

 

 NCAは、今後も環境に優しい器材の研究に協力し、環境保全に積極的に取り組み、地球と人に優しい環境先進航空会社を目指して最大限の努力を払ってまいります。

軽量カーゴネットと軽量型パレット、合わせて      

燃料節約 ドラム缶 約700本=CO2削減約345トン=杉の木約24,600本

B747-400F、1機全てのパレットに使用した場合の年間節約量

*ULD (Unit Load Devise)=搭載品を一つのユニットにまとめて搭載できるようにした装備、パレットやコンテナ

                                         お問い合わせ先:総務部広報室 TEL0476-33-5102