運送・保安
2016年3月14日
お客様各位
日本貨物航空株式会社
2016年 4月1日からのリチウム電池取扱いについて
拝啓、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げますと共に、平素は航空輸送の安全につきご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、2016年4月1日付のIATA危険物規則書57版改訂により、リチウム電池に関する規定が改訂されます。主な変更点と変更点に対する弊社の取扱いは下記の通りとなります。
敬具
記
- 主なIATA危険物規則書変更箇所と弊社取扱い方法
IATA DGR変更点 弊社取扱い A UN3480 リチウムイオン電池(PI965 Section1A, 1B, 2)の旅客機での輸送禁止 要件通りの搬入をお願い致します。引き続き当該貨を輸送致します。
Section2においても「貨物機専用ラベル」が必要になりますので、ご留意ください。B UN3480 リチウムイオン電池(PI965 Section 1A, 1B, 2)の充電率30%以下への制限 要件通りの搬入をお願い致します。
充電率30%を示す証明書の提出は不要です。C UN3480 リチウムイオン電池(PI965 Section2)のULDに積みつけた状態での航空会社への搬入禁止 要件通りの搬入をお願い致します。 D UN3090 リチウムメタル電池(PI968 Section2)及び、UN3480リチウムイオン電池(PI965 Section2)は、
1 “Consignment”あたりに1包装物しか含むことができない。要件通りの搬入をお願い致します。
なお、弊社においては、1 “Consignment”を1 “House Air Waybill”と認識致します。E UN3090 リチウムメタル電池(PI968 Section2)及び、UN3480リチウムイオン電池(PI965 Section2)は、1つのOverpackに1個の包装物のみ含むことができる。 要件通りの搬入をお願い致します。 F (弊社独自要件) UN3480リチウムイオン電池(PI965 Section2)を輸送の際は、運送状のNature & Quantity of Goods欄へ以下内容を記入ください。 UN3480 (PI965 Section2)が含まれるHAWB番号
そのHAWB番号に含まれるUN3480 (PI965 Section2)の個数
そのHAWB番号に含まれるUN3480 (PI965 Section2)の正味重量
(「リチウムバッテリーUN3480 PI965 Section IA, IB, IIの取扱いについて」を参照ください。)
- その他
このご案内の内容とIATA危険物規則書57版及びAddendumの内容に齟齬のある場合は、IATA危険物規則書及びAddendumの内容が優先いたしますので、必ず原典でありますIATA危険物規則書及びAddendumをご参照いただきますようお願い申し上げます。
なお弊社は、本ご案内の誤記、誤訳などに起因する損失、損害については一切の責任を負いかねますので、あしからずご了承下さい。
- 添付
本件に関してご不明な点等ございましたら、弊社営業担当または予約担当(0476-32-9310)までお問い合わせ下さい。
以 上